ラジオ体操で学ぶバレエvol.2 肩甲骨を広げて背中を美しくする

基礎レッスンのコツ
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美しい背中になりたい!
という人へ。

40歳から始める大人のバレエサロンでは、ウォームアップとしてラジオ体操から始めます。
説明しなくても皆さんご存知ですし、たったの10分で身体がポカポカしますし、初心者の大人バレエの準備運動にはぴったりです。

身体に効くラジオ体操のやり方を教えて欲しい、というリクエストを頂いたので、バレエ的な身体の使い方で、ラジオ体操の動きをひも解いてみます。

今回は、背中の使い方についてご説明します。背中の筋肉を意識して動かすことで、美しい背中を手に入れましょう。

バレエダンサーの背中は美しい

腕を動かすときは背中から使うイメージで

バレエの先生が、アームス(腕)の動かし方を注意する時に、

「背中から使って!」

ということがよくあります。
腕は肩関節から動かすのに何を言ってるんだ、と思う方が多いかもしれません。

少しマニアックでややこしい話になってしまいますが、
バレエの腕のポジションは、脇の下〜肘〜手の小指 のラインを一直線にしなければなりません。
筋肉の使い方を説明すると、肩関節〜肘までは内転させ、肘〜手までは外旋させて、腕のポジションを維持しています。

中でも肘の位置がとても重要で、多くの生徒さんの腕のポジションを見ると、肘が下がっています。
肘の位置をキープするためには、肩〜肘までを内転させなくてはならないのですが、その時に背中の筋肉を使っているのです!

肩甲骨を少し広げるようにして、背中から肘までの幅を広くするような感覚でポジションを保っています。
とはいえ、背中を丸めて肩甲骨の横幅の距離を伸ばすという意味ではないです。
同時に、身体の前側のデコルテライン(鎖骨のライン)も広くしておき、
自分の身体の真横のウエスト〜脇の下までの縦のラインをまっすぐに立てて置くことも重要です。

バレエの腕のポジションや動かし方は、奥が深く、正しくやるのは意外と難しいです。
最初は形やポジションを覚えるだけで大丈夫です。
レッスンを繰り返ししているうちに、徐々に「背中から使う」感覚がわかってくるはずです。

ラジオ体操をしながら背中を意識してみる

ラジオ体操の動きの中には、腕回しや腕を広げる動きが何度も出てきます。
その時に、肩甲骨を広げるようにして背中の使い方を意識してみましょう。

1.腕回しの時に肩甲骨を広げて動かす

ラジオ体操第一の最初の方に、腕を回す動きが出てきます。

肘をしっかり伸ばして、
両腕を遠くに引っ張るようにして、勢いよく回してください。

この時に、肩甲骨の距離を離すようなイメージで、背中から動かすように意識してみてください。
背中から肩全体を動かすことで血流が良くなり、肩こり解消にもつながります。

2.背中以外にも意識できること

腕を回すだけの体操ですが、背中を意識して動かすということ以外にもできることがあります。

  • 腕が上にくるときに、身体を引き上げてつま先立ち(デミ・ポアント)をする。
    この時、親指と人差し指の間に体重を乗せる。
  • 腕を回すときに前で交差する腕に着目し、右腕前と左腕前を交互にしてみる。
    無意識にいつも同じやり方で交差しているので、左右を同じように使うことで、筋肉の左右バランスを整えることができます。

まとめ

バレエダンサーが意識している背中から腕を使う方法をご紹介しました。
日常生活の中で、背中の筋肉や動かし方を意識することはほとんどないと思いますので、ラジオ体操で、ほんの少し意識してみてください。

バレエのレッスンの中で、背中や腕の使い方をきちんと習うと思いますが、普段から意識できるようになると、筋肉の形が変わってきます。美しい背中になりたい方は、ぜひやってみてください。

大人のバレエストレッチ教室では、正しく美しい姿勢を学び、健康を維持するためのレッスンを行っています。興味のある方は、体験にいらしてください。

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