つま先を伸ばしたい!
ジャンプの踏み切る足を強くしたい!
という方へ。
足の裏の筋肉を使うバレエ
最近は、裸足で歩く機会が減っている上に、運動靴の性能が非常に高くなっていて、
足の裏の筋肉を使うことが少なくなっているような気がします。
子どもの偏平足が増えているのも、生活習慣が変わったり、性能の良い靴を履いているからではないかと思っています。
女性に多い足先の冷え性も、運動不足による足先やふくらはぎの筋力の低下が引き起こしています。
バレエは、とにかく足先や足指をよく動かします。
足の裏の筋肉を使って、つま先を伸ばしたり、ジャンプしたり、つま先立ちしたりするので、初めてバレエを習う方の多くは、足の裏が攣ってしまいます。
バレエダンサーは、つま先立ちや片足でバランスをとるので、足の裏の感覚を敏感にしておく必要があります。
足先を動かしやすいように、バレエシューズの靴底は薄くて柔らかくなっており、足の裏の感覚で床を感じやすいように作られています。
バレエを習い始めたら、足先や足指をしっかり動かして、美しくて強いつま先になるよう、筋力をつけてください。
セラバンドを使った足の裏の筋力トレーニング
つま先を伸ばすためのトレーニングの一つに、セラバンドを使った足の裏の筋トレがあります。
ダンサーの方はよく知っていると思うけれど、スポーツ界で意外に知られていないのが、足の指先だけを伸ばすトレーニングです。
なぜこれが必要なのかといえば、
・つま先を伸ばして足を長く見せるため
・土踏まずを上げて、足の甲のアーチを高くするため
・ジャンプをするときに、足指で強く床を押すため
・足指の感覚を研ぎ澄ませ、重心の位置を感じ取るため
などがあります。
セラバンドは、スポーツ用品や健康器具売り場で、1,000円くらいで販売しています。
厚さ(強度)が選べるようになってるので、自分の足の強さに合わせて購入してください。
薄すぎると爪をひっかけて破けてしまうかもしれないので要注意!
1.足先にセラバンドをかける
足先にセラバンドひっかけます。
セラバンドの中は、足の指先だけが上を向いている状態です(写真右)。
2.指先の力だけでつま先を伸ばす
足の指先の力だけで、つま先を伸ばします。この時に、足指の第1関節を曲げてしまわないように気をつけてください。
セラバンドの中の足は、甲から指先までが真っ直ぐきれいに伸びています。
これを左右5回ずつくらいゆっくりとやってください。
まとめ
バレエは、つま先を美しく伸ばすことが求められます。
それは、ただ美しさを極めるためだけではなく、足の裏の筋力を強くして高いジャンプを飛ぶことや、つま先立ちで強く立つことにもつながるとても重要な動きです。
セラバンドを使って足の裏の筋肉が鍛えることで、強くて美しいつま先を習得してください。
冷え性や偏平足の人にもおススメです。
ただし、急にたくさんやらないで、毎日少しずつやってくださいね。
継続は力なり~
大人のバレエストレッチ教室では、正しく美しい姿勢を学び、健康を維持するためのレッスンを行っています。興味のある方は、体験にいらしてください。
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