気ままにバルセロナ生活 #10

ぶらり旅
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クリスマスバケーションが終わりました。
12月25日のクリスマスから、1月6日のという祝日まで、
美しいイルミネーションと共に輝いていたクリスマスツリーも
7日から始まったバーゲンの広告にすっかり変わりました。

このというのは、まぁ日本でいう子供の日のようなもので、
スペインではクリスマスに子供はプレゼントをもらわず、
このからプレゼントをもらうのです。
Reyes Magosは、直訳すると「魔法の王様たち」となってしまいますが、
キリストの誕生を祝いに東方の三賢人が来たという逸話から
この習慣が残っているようです。
三人の王様は、子供たちにたくさんのプレゼントを持ってやってくるのです。
5日の夜に船で港に到着し、そこからパレードが延々と続きます。
まるでディズニーランドのパレードのようでした。
たくさんのイルミネーションやかわいい装飾に彩られた車やバスに、
王様と子供たちが乗っていて、パレードを見ている人たちに、
飴やキャラメルを投げるのです。
日本の豆まきを思い出したのは私だけかしら?

そして6日の祝日は、家族で再びパーティー!!
クリスマス、大晦日に続き、またもたーんと食べ続けるのです。
で、この日にどこの家でも必ず食べるケーキがあります。
ドーナツ型の大きな菓子パンのようなもので、
そのケーキのどこかに、王様の人形と豆が1個づつ隠れています。
王様が当たった人は、パーティーの間、王冠をかぶって過ごし、
豆が当たった人は、そのケーキの代金を支払わなければなりません。
とはいっても、どちらも福を招いてくれるもの、という意味が含まれています。
しかし、これがまた大きなケーキで、パーティーの人数で分けないと、
このゲームが成り立たないので、私はその6分の1を食べたわけです。
残念ながら、私はそのどちらも当たりませんでした。

その後は、クリスマスツリーの周りに置かれたたくさんのプレゼントを
みんなで開けます。
ツリーの周りにプレゼントが山積みされている風景を、
私はバレエ「くるみ割り人形」の舞台以外で見たことがありませんでした。
本当にこんな風景を目の当たりにするとは思いませんでした。
ホストマザーの孫娘ノルマちゃんが、みんなに配り分け、
一人一人その中身を披露します。
私も3つもプレゼントをもらってしまいました。
プレゼントを開けるときって、ワクワクしますね。
ノルマちゃんは、15個以上のプレゼントを抱え、嬉しそうに帰ってゆきました。
その姿を見るホストマザーも嬉しそう。
とても幸せな時間を過ごすことができた1日でした。

さて、明日からまた水球国内リーグ戦が再開です。
またも、私に素晴らしい出会いがありました。
なんと同じ語学学校に、カタルーニャというチームに所属する、
オランダから来た女子の水球選手が居たのです!!
しかも、私の友達と同じアパートに住んでいる女の子でした。
オランダも水球が盛んな国で、特に女子のレベルは世界的にもかなり高いのです。
日本人選手もオランダで活躍しているので、私は以前からオランダにも水球を
見に行きたいと思っているところでした。
彼女に、オランダの水球事情もこれから聞くことができそうです。
そして、もちろんこちらでの活躍を見ることもできます。
彼女は、オランダから水球をしにスペインに来て、
クラブに直接行き、「私を使ってください」と頼んだそうです。
なんて行動力だろうと驚きました。
そして、今はクラブで夜に練習をしながら、昼間は語学学校に通い、
ほかの時間はアルバイトまでしているそうです。
これからいろんな話を聞けると思うと、本当に楽しみです。

私はいつも人との出会いに恵まれています。
前回のメールで報告した大垣からの水球少年たちについてもそうですし、
スペインの代表選手イワン・ペレスもそうです。
この出会いを大切にして、これからも水球を見ていきたいなと改めて思いました。
そして、スペインの水球事情を発信するべく、
私はこのメールマガジンを発行し始めたのですが、
これ以外に「水球通信」という水球専門雑誌にも連載投稿をしています。
こちらは水球の話が中心になりますが、もし興味がありましたら、
以下のホームページをご覧ください。
http://www.swimnews-japan.com ※2013年閉鎖

今年はアテネオリンピックまで水球を見に行く予定です。
残念ながら日本は出場できませんでしたが、
2008年の北京オリンピックもすでに友達と行く約束をしています。
北京に7年ほど住んでいたという日本人女性にこちらで出会ったためです。
その時は、日本の国旗を振りながら、水球を見たいなーと思っています。
今年も水球にどっぷりハマった1年になりそうです。

まぁ、のんびりいろんなものを見て、
いろんなことをやって、
いろんな人と出会って、
バルセロナを生きましょう

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!

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