気ままにバルセロナ生活 #11

ぶらり旅
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新年が明けたと思ったら、もう1月も終わりに近づいてきました。
時が経つのは本当に早いですね。
水球観戦留学も、残りあと5ヶ月となってしまいました。
少しは目が肥えたんだろうか?
もっといろんなプールを見た方がいいんじゃないのか?
言葉もそこそこ話せるようになったので、
今年は積極的に、水球を知ろうと思います。

先週、マドリッドに行ってました。
理由は、語学学校でお世話になった先生に会うため。
これでマドリッドに行ったのは、3回になります。
去年の1月、一人スペイン国内旅行をし、留学することを決めたのが1回目。
9月ごろ、友達とサッカーの試合を見に行ったときが2回目。
どちらも慌しいスケジュールだったので、今回はゆっくり観光をすることにしました。

バルセロナ・マドリッド間は、頻繁に飛行機が出ていてとても便利。
友達と二人で往復67ユーロのチケットをネットで購入し、3泊4日の旅に出ました。
初日はプラド美術館。
私は2回目の見学になるのですが、広い上に人が多く、また宗教画が多いので、
かなり疲れました。
でも、日本人のツアーにまぎれて、説明を聞いたりするのは面白かった!!
ベラスケスの「ラスメニーナス」は、何度見ても不思議。
名画の前は、常に人だかりがすごいのが難点です。
プラド美術館の向かいのオステル「ラ・コルーニャ」に泊まったのですが、
二人で35ユーロ(¥4500くらい)で、きれいで快適でした。
夕食はマドリッドの郷土料理「コシード」を食べました。
肉、ジャガイモ、にんじん、豆などが煮込んである温かい料理で、
体が温まる美味しい一品です。

2日目は、王立ソフィア美術館とティッセン美術館をはしごしました。
日曜日だったので、国立の美術館はどこも無料!!
ソフィア美術館は、すごく広いので、歩くだけでも大変なのに、
じっくりひとつひとつの絵を見ると、3~4時間はかかってしまいます。
日曜日は10時~14時半なので、ちょっと急いで見学。
ここで有名なのは、なんといってもピカソの「ゲルニカ」。
本当に素晴らしかった!!
ゲルニカはスペイン北部のバスク地方の小さな町の名前で、
1937年フランコ派ドイツ空軍が猛爆、多くの市民の死に抗議して、
ピカソが同年のパリ万博スペイン館に描いた大壁画です。
この迫力は、実際に見ないとわからないですね。
何度も美術の教科書などで見たことがありましたが、
本物の前で、私はずっと立ち止まってしまいました。
このゲルニカが完成するまでの途中経過も紹介されていて、
ピカソが何度も構成を変えたことがわかりました。

ティッセン・ボルネミッサ美術館は、
ピカソ、ミロ、ダリ、シャガールなどの現代美術や、
17世紀オランダ絵画からロココ・新古典主義・後期印象派など、
美術史にそって見ることができました。
ピカソ、ダリなどは、何度見ても面白く、いろんな解釈ができるので、
時間がどんどん過ぎてしまいました。
しかし、どこの美術館も広いので、この日は本当に疲れました。

3日目はトレドへ。
マドリッドからバスで約1時間、高台にある町で、
中世そのままの姿で保存されている美しいところです。
画家グレコが描いた「トレド景観」は、
今日のトレドの景観と比べてみてもあまり違わないとの定評があります。
歴史的背景として、ローマ人の支配のあと、6世紀に西ゴート族が入って来て、
8~11世紀まではアラブ人が治めた後、
国土回復戦争の勝利のすえ、キリスト教徒はトレドをスペインの首都に決定し、
1561年マドリッドへ遷都するまで常に脚光を浴びてきました。
いろんな文化が融合している町と言う意味でも、必見なのです。
町を周遊する小さな電車に乗り、グレコが描いた風景を実際に見ました。
そして、ここの名物マサパンを食べ、その美味しさに感動。
うーん、やっぱりここに来てよかった。

マドリッドに戻って来て、本来の目的である先生に会いました。
彼女は私がまだしゃべることができない時に、一生懸命教えてくれた人でした。
まだ文法も全部知らないときに、お世話になったので、
私が自分から話し掛けたら、すごく驚いていました。
毎日勉強をしても、やっぱり日本語のように自由に話すことはできません。
最近、自分が上達しているのかどうか、わからなくなっていたので、
彼女と会ったことは、私にすこし自信を与えてくれました。
「ずいぶん話せるようになったね。クラスではほとんど発言しなかったのに。」
まぁ、そんな時期もありました。
まだ完璧に話せるわけじゃないけれど、
自然に自分からスペイン語を話したり、
いつの間にか人の話を理解できるようになっていたのには、気づきませんでした。
いつかまたマドリッドに来たら、もう一度彼女に会いたいと思います。

最終日は、のんびりお散歩。
あんまり天気はよくなかったし、バルセロナより寒かったけど、
都会的なマドリッドが、私は好きです。
6月にスペイン国内旅行をしようと思っていますが、
マドリッドにはもう一度行こうと思います。
再び飛行機でバルセロナに戻ってきました。
マドリッドでは一言も聞かなかったカタルーニャ語に迎えられました。
このカタルーニャ語、スペイン語を学ぼうとしている人にはちょっとやっかいな言葉。
カタルーニャ語についてはまたいつか・・・。

さて、今週末からまた水球観戦です。
偶然にも、語学学校で水球をやっているというオランダ人の女の子に出会いました。
次回は女子の水球を見に行くつもりです。
まぁ、のんびりいろんなものを見て、
いろんなことをやって、
いろんな人と出会って、
バルセロナを生きましょう

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!

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