つま先が伸びない…という方へ。
レッスン中「つま先!!」と叫んでいる回数を数えたら、スゴイことになってしまうような気がする。
それくらい、つま先が伸びない人は多いです。
普段の生活の中で、つま先を伸ばすことはまずないですから、伸びなくて当然です。
バレエダンサーにとって、つま先は命の次に大事。
つま先を伸ばすためなら、なんでもやる!というくらい大事なのです。
バレエにおいて、つま先を伸ばす意味とは
美しくピンと伸びたつま先は、ただ「美しい」というだけではありません。
脚を長く見せるということもあるし、
ジャンプから着地する時の衝撃を吸収してくれます。
それに、ジャンプするときに床を強く押し上げるのも、
足の指先の力を使っています。
さらに、足先にしっかり意識が行き届いていると、怪我もしにくい。
それくらい、つま先を伸ばすことは、とっても重要なんです。
なので、バレエのレッスンでは、つま先を伸ばすということを最初に学びます。
大人になってからバレエを始めた方にとっては、足の裏が攣ったり、力が入らなかったりして、意外と難しいと思うのです。
急につま先を伸ばすのは大変なので、まずは、足指を使えるようにしておきましょう。
足先の感覚を研ぎ澄ませるトレーニングあれこれ
1.タオルギャザーの足指トレーニング
これはかなり有名なトレーニングですので、ご存じの方も多いはず。
足指を使って、タオルを少しずつ手繰り寄せます。
バレエのつま先の伸ばし方とは少し違う筋肉の使い方なので、このトレーニングをおすすめしないバレエの先生も多いと思いますが、
まず「足指を動かすこと」を目的として、大人バレエ初心者の方にはやっていただいて良いと私は思います。
足の裏の筋肉を使えるようにするための事前準備のようなトレーニングです。
2.足指じゃんけんのトレーニング
足先でじゃんけんできますか?
遊びながら足指を動かすのに最適なトレーニングが、足指じゃんけんです。
これはジュニアアスリートのトレーニングでもやっています。
最近は、靴の性能がとても良いので、足自体の筋力を使わなくてもスポーツができてしまうことがあります。
歩くにも走るにも足先の感覚や筋力はとても大事なので、足指じゃんけんで感覚を研ぎ澄ませてください。
足指じゃんけんのグー
先ほどのタオルギャザーでできるようになりますね。
チョキ
親指と人差し指を互い違いにして動かしてみてください。
けっこう難しいですよ。
パー
指の間をしっかり開けてくださいね。
意外とできないのがこれです。
まとめ
バレエでとても大切な、美しく伸びたつま先を習得するために、まず、足指を動かすトレーニングをご紹介しました。
足指じゃんけんなら、お子様と遊びながら楽しくできますので、ぜひやってみてください。
靴の性能が良くなっていますし、家の中でもスリッパを履いている方が多いので、裸足で歩く機会が少なくなっていますので、普段の生活の中で、足指に力を入れて踏ん張ったり、足の裏の筋肉を使うことがあまりありません。
足の裏の筋肉を使うことで、偏平足や冷え性にも効果あるので、
テレビ見ながら、足指をコチョコチョ動かしてみてくださいね。
大人のバレエストレッチ教室では、正しく美しい姿勢を学び、健康を維持するためのレッスンを行っています。興味のある方は、体験にいらしてください。
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