入院前は歯のクリーニングをする(卵巣癌告知14日目)

卵巣癌闘病日記
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8月31日、夏休みが終わる日。
子供の頃、宿題が終わらなくて、泣きながら徹夜してた。今も昔も嫌なことを後回しにするのは変わってない。ホントこういうとこ変えたいって思うのに全然変わらないわー。

癌告知から2週間が経った。まだ2週間? もう2週間?
明日から2回目の入院。2021年の8月は、忘れられない月になるな。

新しい習慣

先週の手術で抜いてもらった腹水が、また溜まってきていて、上半身を少し起こして寝てるけど、やっぱり寝苦しくなって5時前くらいには目が覚める。目覚ましを何度もかけないと起きれなくて遅刻常習犯だったのに、信じられない!

うつ伏せで寝るのがわりと好きだけど、もう1ヶ月くらいうつ伏せにはなってない。妊婦さんになった気分。ずっと仰向けで寝てると、背中にすんごい汗かくのとお尻が痛くなる。横になるとお腹が苦しいから、ちょっと斜めになってお尻のずらしてゴロゴロしてみたりすると少し楽。

早く目が覚めるようになったから、朝はブログを更新することにした。毎日書くって大変なんだけど、今は今の気持ちや思いを記録に残しておきたい。ただ、時間決めてやらないといつまでもやっちゃう。夜寝る前に、スマホで1日にあったことや気持ちをメモしておいて、翌朝それをブログにまとめるのが良いような気がする。少し時間を置いてまとめる方が客観的に整理しやすい。

最近は朝にあまり食欲が出なくて、水分補給だけで済ませていたけど、今日はヨーグルトにプロテインとブランフレークとオートミールと蜂蜜を入れて、いつもの朝食に戻してみた。
この2週間で体重が5kgも落ちてしまって、筋肉がどんどんなくなっているのが分かる。痩せたいときは全然減らない体重が、今はみるみる減っていく。今は体力をなるべく落としたくないから、なるべく食べられるときに食べて、動ける時には動いていないと!!

月末は何かと忙しない

8月末ってことで、月末はやることがたくさんある。午前中はずっとデスクワーク。バレエ教室とスポーツ教室の事務作業、会社の月次決算、請求書や報告書の作成など・・・。細々とした作業はけっこう時間がかかる。

急に私が入院することになって、仕事をキャンセルしたり、代講をお願いしたりして、先週はメールや電話での調整に追われた。多くの方のご協力のおかげで、仕事を全てお任せできることになり、本当に感謝。今までのようにできなくなった仕事を、リモートでできるように変えていかなければならない。

嗚呼、去年からオンラインスクール構築の勉強をしていたのに、なぜまだローンチできていないんだ!実行力のない自分を呪うわ。ローンチできていれば、この状況でも少しは収入が入ってきているはずなのに。とにかく今からでもできることを進めよう。これまでとは違う形の働き方を作り上げてゆかなければ!

歯のクリーニングは大事

午後はかかりつけの歯科へ。
先週の入院前に、「手術する人は口腔内の衛生環境がとても大事」という説明を受けて、病院内の歯科口腔科でクリーニングしてもらったけど、上の歯をちょろっと見ただけで、やり方も超適当で全然クリーニングされてなかった。これってやる意味ある?ってくらい適当で5分も経たずに終わった。

だから、普段から半年ごとに診てもらっている信頼のある地元のかかりつけ歯科へ行った。しっかりクリーニングしてもらって気持ちよく入院したい。
20代の頃、歯科助手のバイトを5年くらいやってたから、日常の歯のケアの大切さは理解している。口から入る食べ物でみんな生きているわけだから、口の中の衛生環境を保つことは本当に大事。私は唾液の量が多めだから、虫歯にはなりにくいけど、歯石が溜まりやすい。なので、半年に1回は必ず歯石を取ってもらい、全体のチェックをしてもらっている。口臭予防にもなるしね。

歯科へ行くついでに、郵便局で荷物を送ったり、銀行へ行ったり、入院前にやっておきたいことを済ませた。あと、トイレ掃除! このところお腹の調子が悪い時にずっとお世話になりっぱなしだったトイレをしっかり磨いて美しくしてやりました。トイレが綺麗だとなんか気持ち良いね。

家族の笑顔でパワーチャージ

夕飯は、妹と甥っ子とテレビ電話しながら一緒に食べる約束をしていたので、時間を合わせて準備。
「待ってたよー。いただきまーす!」
いつもはドラマを見ながら一人で気ままに食べてるけど、今日は甥っ子と一緒におしゃべりしながら食べて、すごく楽しかった。

コロナ禍になって1年以上会えていない間に、お箸が使えるようになってて、漢字とか百人一首も覚えて成長している甥っ子の姿がとっても可愛い。甥は幼少期から入退院を繰り返してるから、入院前の不安な気持ちを察してくれてるのかもしれない。「一緒に食べると楽しいし、美味しいね」と言ってくれて、涙が出るほど嬉しかった。

抗がん剤が始まったら、味覚が変わったりするんだろうなと思うと、美味しく食事ができる当たり前の時間がとてつもなく尊く感じた。遠くにいても家族の笑顔を見られると、本当に元気をもらえる。ありがとう!

この卵巣癌闘病に関するブログは、私個人が感じたことや体験したことを思うがままに書き、自分の記録として残しているものです。治療の方法や方針・考え方・症状などは、病状や癌の種類・個人の体質によって様々ですので、コピーや転載はご遠慮下さい。

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