水球ファンの気ままな日記 #05

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春爛漫!!
東京で咲き始めた桜も、あっという間に散り始めています。
やっぱり日本の桜は美しい!!!!
これを見ないと春を感じられない、というのは日本人独特じゃないですか?
例年よりもちょっと早めのお花見は、
どうやら入学式だけでなく、卒業式にもぴったりだったようです。

さて、新年度が始まって、新入生も新入社員の方々も、
新しい生活に意気揚々としておられると思います。
その新年度が始まる前の3月末、日本水球界では、
毎年ジュニアオリンピック(通称JO)が開催されます。
今回、私は初めてJOを観戦しました。

ただの水球ファンだった頃、正直、子供の水球にあまり興味はありませんでした。
大学サークルの試合→リーグ戦→インカレ→日本選手権→世界選手権を見て海外に渡り、
スペインリーグ→ワールドリーグ→オリンピック→ハンガリーリーグ→セルビアリーグ…
と、よりレベルの高い水球を求めて、私はあちこち動き回っていました。
純粋なスポーツファンから見れば、レベルの高いゲームを求めるのは当たり前のこと。

しかし、スペインで子供たちが楽しそうに水球をしている姿を見たり、
ハンガリートップリーグの選手たちを応援している子供たちを見たりしているうちに、
だんだんとトップ選手へと育っていく過程に興味を持ち始めました。
さらに、スペイン留学中、岐阜県選抜の高校生たちの遠征合宿を見たり、
ハンガリー滞在中、富山Water Polo Clubの中学生たちの遠征合宿を見る機会に恵まれ、
・若いうちに世界トップレベルの水球を観戦すること
・子供の頃からたくさんの試合経験をさせること
・水球というスポーツを媒体にした国際文化交流をすること
などが、いかに大きな効果をもたらすか、身をもって体験することができました。

こうして、だんだんとトップ選手を追いかける面白さのほかに、
トップ選手を育てることの重要性に興味を持つようになったのです。

JOを観戦するに先立って、私は日本の水球事情を学ぶために、日本国内旅行をしました。
今まで海外で、たくさんの水球チーム、プール、クラブ、試合、選手、監督、練習を見てきました。
でも、日本の水球については、ほとんど無知と言ってもいいくらい、何も知らないのです。
たった数週間で、日本の水球を理解できるはずもないですが、
少しでも日本の現状を、実際に自分の目で見たいと思ったのです。

海外遠征していたチームも含め、いつの間にか、私が応援したいチームは増えていました。
バルセロナで出会った岐阜県選抜チーム、大垣市水球クラブ、京都踏水会、
ブダペストで出会った富山Water Polo Club、
日本国内旅行でお世話になった三重Water Polo Club、なみはやクラブ、
コナミスポーツ明石、高知水球クラブ。
そのほかにも、このメールマガジンやブログ、水球通信の読者の方々のチーム、
そして、私に水球を教えて下さるたくさんの方々が指導なさっているチームetc…

各地の予選を勝ち抜いて、JO本選が行われた千葉国際水泳場に来た選手たちは、
まさに水球の甲子園へ来たのだ!!

JOを客席で観戦しながら、
選手たち、監督の方々、応援に来ている親御さん方、スタッフなどを
一番後ろの席から眺めていました。
よく分からないけれど、なんだかとても幸せな気分になりました。
その風景は、言葉や雰囲気や規模が違っても、どこの国も同じだった。

私は、もともと毎日見るつもりがなかったのに、
結局、初日から最終日まで、千葉に通ったのでした。

                       ……続く

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発行者名:にーあや
水球というマイナースポーツに魅せられ、思い立ったようにバルセロナへ行って早2年。アテネオリンピックをきっかけに、水球王国ハンガリーを拠点にすることを決意。日本への一時帰国資金をブダペスト生活に注ぎ込み、マジャール水球を中心に世界水泳、オリンピックなど世界の水球観戦ライフを満喫。2005年秋、2年半ぶりに日本に帰国し、水球ファンを継続中。

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