新国立劇場バレエ団「ロメオとジュリエット」の舞台に感動!

小野絢子トークイベントバレエ鑑賞のいろは
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新国立劇場バレエ団の『ロメオとジュリエット』を観てきました。やっぱりロミジュリは何度観てもいい!何度観ても、結末が分かってても、やっぱり泣いてしまう!

最近観たロミジュリは、ロイヤルバレエのサラ・ラム&ワディム・ムンタギロフでしたが、小野絢子&福岡雄大ペアのロミジュリは、素晴らしかったという言葉を超えて魂のこもった演技に感情の嵐が揺れ動いてスゴすぎました。
こんなバレエが日本で観られるなんて、本当に幸せだと思いました。

会話が聞こえてくるような踊り

9月にやった小野絢子さんのトークセミナーで、プロコフィエフの音楽の素晴らしさとマクミランの振付のすごさを語っていただき、「無意識の意識」という中で演技が自然とできるとおっしゃっていた小野絢子さん。
ジュリエットもロメオも、細部までこだわったお二人のストーリーがきめ細やかに表現されていて、まるで二人の会話が聞こえてくるようでした。

一瞬で恋に落ちるロメオ!

福岡さんのロメオで特徴的だったのが、ジュリエットと出会う前の場面。
私はジュリエットとパリスの踊りを見たいと思いつつ、ロメオがいつジュリエットに惚れるのか、どこの公演でもチェックしてるんですが、福岡ロメオはずーーーっとロザラインを口説き続けてました!(DVDだとこの部分が観れないことが多い
翌日のムンタギロフロメオは、ロイヤルバージョンで、先にジュリエットに釘付けになってずっと見つめていました。でも小野・福岡ペアは、ジュリエットもロメオも、振り返った瞬間に一緒に恋に落ちてました!きゃーーステキ。(演出的にはその瞬間をライトで強調しない方が、個人的に好きです)

心揺さぶられたジュリエットの演技

この短い公演時間の中で、ジュリエットがどんどん成長してゆく姿がすごくて、小野さんの演技に心揺さぶられました。パリスさんと初めて手を繋いだときの緊張感から、ロメオと手を繋いだ時のときめき、バルコニーのパ・ド・ドゥの幸福感、そして離れ離れにならざるを得ない寂しさと悲しさ。
もちろん小野さんがおっしゃっていたように、マクミランの振付が完璧だということは分かるのですが、やはり細部の細部までストーリーが途切れることなく、どこをとって観てもジュリエットがそこにいたのです。
私的には最後の死の場面よりも、親からパリスとの結婚を強要され、愛するロメオとの狭間で葛藤し、ジュリエットが泣き崩れる瞬間が一番泣けました。

また次も観てみたい!進化するダンサー

ロメオとジュリエットの二人だけでなく、舞台上の全ダンサーがそれぞれ自分の役を掘り下げて踊り、演技し、表現していたからこそ、主役二人が光り輝くのだということが、客席までしっかり伝わってきた素晴らしい舞台でした。

もう一度観たいと思いましたが、チケットは完売でしたし、小野・福岡組は、平日昼の学生鑑賞会ばかりで、一般の社会人にとっては選択の余地がありませんでした。
バレエ界の先生方のお考えがあるのかも知れませんし、新国立劇場バレエ団のチケット販売戦略なのかもしれません。でもニーズのあるものはもっと販売して欲しいし、日本国内でこのような素晴らしいバレエを観られることは、日本のバレエ界にとっても非常に価値の高いことなので、機会損失で観客を失望させるのはとてももったいないと思いました。
国立なので予定外のことは絶対にやらないと思いますが、追加公演があってもよかったのではないかと思うほど、大変素晴らしいバレエを観ることができ、とても幸せでした。

小野絢子ちゃん、どこまで進化するのだろうか?また次も観てみたい、と思わせてくれるダンサーに出逢えるなんて、本当に幸せなバレエファンです。

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