気ままにブダペスト生活 #46

ぶらり旅
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最近のブダペストは、ちょっと肌寒い日が続いていました。
6月中旬からこちらに来ていますが、蒸し暑い日ばかりで、
バルセロナとそう変わらない気候に、ちょっと違和感がありましたが、
先週くらいから、雨が降ったりして、少し涼しくなりました。
こないだも雨が降り、一日中どんよりとした雲に覆われ、気も滅入るように天気でした。
バルセロナはほとんど雨が降らず、傘なんかほとんど使ったことのない生活だったので、
久し振りに折り畳み傘を持って出掛け、日本の梅雨を思い出しました。

さて、先月末の水球観戦週間を終えてすぐ、
私は、ソウルオリンピック金メダリストの鈴木大地さんとお会いする機会に恵まれました。
WOA(World Olympians Association=世界オリンピアンズ協会)の会議で、
ブダペストにいらしていたのです。
このWOAとは、オリンピック選手たちの集まりで、現在約8万人の会員が世界中におり、
オリンピックでの競技活動へのサポート、フェアプレーの普及促進、ドーピング反対運動、
さまざまなケアやサポート、オリンピック選手の社会活動の斡旋、スポーツマネージメントなどを行い、
スポーツを通して、国境、競技、国籍、年齢を超えた活動をしている。
会長のDr.Pal Schmitt氏(HUN)は、1983年からIOCメンバー、ハンガリーオリンピック委員会長、
スペインとスイスでハンガリー大使を務めた後、ハンガリー市民議会副議長、
経済学者で哲学者、ヨーロッパ議会のメンバーでもあり、
1968,1972年のオリンピックでフェンシング金メダルを獲得しています。

鈴木大地さんは、2003年に9人の理事のうちの一人として24名の候補者から選出され、
年に3回行われる会議には必ず出席されます。
今回はブダペストで行われ、今後の活動方針、予算案などを話し合ったそうです。

私は、ソウルオリンピックの100M背泳金メダルの印象が強かったので、
WOAの会議で英語を巧みに操る鈴木さんの姿に驚いてしまいました。
お恥ずかしながら、私はWOAの存在を全く知りませんでした。
鈴木さんは、忙しいスケジュールの合間をぬって、
ブダペストにある日本人学校へいらっしゃり、
子供たちとお話したり、講和をしたり、サインを求められたり…
海外へ行ったら、なるべくそういう機会を作るんだそうです。

この日本人学校は、今年の4月に正式に開校したばかりで、
ついこの間まで、日本人のための補修校でした。
ハンガリーの脱社会主義国からもう10年以上が経ち、
多くの日本企業がハンガリーにも進出してきています。
その影響を受け、また、今後も駐在日本人が増大するであろうことも予測され、
やっと正式に日本人学校として、開校を認められたそうです。
金メダリストの話を聞く子供たちの目がとても真剣でした。
とは言っても、鈴木さんが金メダルを取った時はまだ生まれてない子供たちで、
生徒よりも先生方の目の方が、キラキラしていたかもしれません。

さて、ブダペストの話をした矢先ですが、今、私はモントリオールにいます。
私にとっては、3回目の世界選手権観戦になります。
2001年の福岡大会で、初めて世界の水球を見てから4年が経ちました。
2003年のバルセロナ大会を機に渡西し、約2年間スペイン語を勉強しながらスペイン水球を追いました。
そして、2005年モントリオール大会。
今回は、「水球通信」の記者として取材に来ることができました。
今までのファンとは違った角度から、この大会を見たいと思います。
とにかく何もかもが初体験。
この歳でこんな初体験ができるなんて、ウレシハズカシって感じです!
今までずっと追ってきたスペイン男子、女子、
昨年の12月から取材させてもらったハンガリー女子、優勝候補の男子、
そして、アジア予選でカザフスタンを破った日本男子水球も出場します。
皆さんも、応援してくださいね。

時間があったら、競泳やシンクロ、飛び込みも見に行きたいと考えています。
次回は、モントリオールのお話、そして、最新情報などをお届けします!!

日本オリンピアンズ協会 http://oaj.jp
World Olympians Association https://olympians.org/

*にーあや* 感想をお待ちしています

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!
2004年のアテネオリンピックをきっかけに、水球が国技のハンガリー・ブダペストに魅せられて移住。日本へ一時帰国するのをやめて、そのお金をブダペスト生活に注ぎ込み、マジャール水球を自由気ままに満喫しています。

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