気ままにブダペスト生活 #35

ぶらり旅
この記事は約4分で読めます。

私がBudapestに来て、やっと雪が降りました。
世界中で異常気象が話題になっていますが、ここハンガリーでも同じです。
まるで春のように暖かくなったり、急に-5℃まで下がったり。
こんなに雪の降らない冬は、30年ぶりだとか・・・
雪が降って、木も霜で真っ白になり、色が無くなるのがここの冬の景色だそうです。

15日から国内リーグ戦は再開し、各地で熱戦が繰り広げられています。
そして、先週末はEuro Leagueでしたので、リーグ戦はお休みでした。
参戦しているハンガリーのチームは、Teva Vasas PlaketとHonved Dominoの2つです。
先週は、Dominoのホームゲームでしたので、
ロシアの強豪チームShtrum 2002 Chehovとの試合を見てきました。
Euro LeagueのDグループは、Domino BHSE BUDAPEST(HUN) のほかに、
Leonessa BRESCIA(ITA),Shturm 2002 CHEHOV(RUS),Olympiakos PIRAEUS(GRE)が入っており、
どの試合も非常に拮抗したレベルの高いものばかりです。

この試合は、女子代表のFarago監督の解説により、TVで中継されました。
入場料は1500Ft(約800円)で、プールには溢れんばかりの観客が入っていました。
Chehovには、ロシア代表選手が何人も所属しており、Dominoとほぼ代表選手の数から言ったら同じくらいです。試合前から、会場の応援も盛り上がり、私もワクワクしていました。
しかし、期待は裏切られました。
始めからDominoが積極的に攻撃し、退水誘発後に確実に得点を重ね、第1ピリオドから5得点。
そして、この日はキーパーのGergely Istvanが素晴らしかった。
ミドルは必ず止める、カウンターも止める。いったいどうやったら得点できるんだ?
前半は、レフリングがホーム寄りだったので、なかなか退水も誘発できない状況で、
Chehovは本当に苦しい展開を強いられました。
第3ピリオドが終了した時点で、9-4と大きく水をあけられたChehovでしたが、
最終ピリオドでは、4得点をあげました。
それでもDominoは攻撃の勢いを止めず、終わってみれば12-8(5-2,1-1,3-1,3-4)。

ここで気になったのが、退水の数です。
今回の主審は、クロアチア人でしたが、第3ピリオドまでで、Dominoの退水が6に対し、Chehovは10。
そして、第4ピリオドでは、Dominoが6、Chehovは3。
トータルでは、12と13とほぼ公平になりますが、
どうも帳尻合わせ的な感じが否めません。
最後の4分間でKiss選手に3回退水判定が出ていますが、違和感がありましたね。

これも水球の試合を面白くするため、と言われればそれまでですが、
個人的には、もう少しスマートに面白くしてもらいたいという気持ちがあります。
どんな大きな大会でも、必ずレフリーがある程度試合をコントロールしますが、
あくまで主役は選手であり、それ以上にレフリーの存在が大きくなってはいけないと思います。
水球を面白いスポーツにするため、あるいは危険な行為を回避するため、
その時の状況によって、レフリングは微妙に変化します。
今回の場合は、第3ピリオドが終了した時点ですでに5点差がついており、
Dominoの勝利はほぼ確実でしたから、前述のようなレフリングがあっても、
結果に作用するほどではなく、さほど問題はありませんが、
観客が見ていて、疑問を感じるようだと、逆に面白いスポーツから離れてしまいます。
この辺の匙加減は、非常に難しいのですし、これが正解という答えもないですから、
まさにレフリーのセンスが問われる部分です。
こういったところも、水球の魅力と言えるでしょう。

それにしても、ハンガリー水球連盟のHPは非常によくできています。http://www.waterpolo.hu/
試合が終わって、すぐに情報が更新されるので、新聞よりも早く結果が分かります。
今回アウェイだったTEVA Vasas Plaket は、
クロアチアのJug DUBROVNIK に12:10で負けました。

次回のEuro Leagueは、2月第1週です。
ハンガリーのチームは、すべてアウェイでの試合になりますので、
私はセルビアへ行ってこようと考えています。
もし、セルビアでユーロリーグが見れたら、またご報告したいと思います。

*にーあや* 感想をお待ちしております

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!
2004年のアテネオリンピックをきっかけに、水球が国技のハンガリー・ブダペストに魅せられて移住。日本へ一時帰国するのをやめて、そのお金をブダペスト生活に注ぎ込み、マジャール水球を自由気ままに満喫しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました