気ままにバルセロナ生活 #08

ぶらり旅
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忘年会シーズンですね。日本での忘年会のお誘いがたくさん来ます。
文明の利器って本当にすごい・・・と思います。
バルセロナに居ながら、日本に居る時と変わらず友達とコミュニケーションが取れる、
「インターネット」というものに感謝してしまいます。
日本だけではありません。
スペインに来る前に、メキシコにも2ヵ月半ほど語学留学していたのですが、
メキシコの友達ともメールやチャットができるし、
留学先や旅先で知り合った多くの友達と距離を感じることなく、
気軽にコミュニケーションが取れるのは、とても嬉しいです。
ずいぶん便利な世の中になったものだなぁ・・・
と思ってしまう私はオバチャンなのかもしれません。

私の語学学校には、いろんな国から来た留学生がたくさんいます。
授業を受けているだけで、国民性って出るんですね。
人間観察してると、すごーく面白い。
イタリア人やブラジル人は、口が疲れないのか?と思うほど、
ずーーーっと早口でしゃべってるし、
フランス人はマイペースで、自分の考えを絶対に変えないし、
オランダ人はなぜかみんな身長が異常に高い。
中国人は授業中はあまりしゃべらないけど、
休み時間になると大きな高い声でしゃべってます。
スウェーデン人は、日本人に一番似てて、比較的おとなしい。
でも、授業中にオレンジや洋ナシ、バナナなどをいっせいに食べだしたりする。
ドイツ人の発音は、ちょっとアクセントが特殊で聞き取りにくいし、
英語訛りが強いのはアメリカ人。
日本では授業中に教室で飲食するのは、行儀が悪いって怒られるけど、
私の学校ではかなり自由にやってます。
初めて目の前でスウェーデン人の女の子が突然バナナを食べ出した時は、
サルに見えてしまって、笑いを堪えるのが大変だった。

授業で必ず出る話題が、自分の国の文化とか習慣の話。
私、この手の話題はすごく苦手。
他の国の事を聞くのは、すごく面白いけど、
日本の事をうまく紹介できないんです。
よくよく考えてみると、私は日本のことを何も知らない。
とても恥ずかしいことですが、事実です。
日本の歴史、文化、政治、経済、しきたり、習慣・・・
そのどれをとっても、正確にきちんと説明することができません。
その上、私はもともと国際情勢に疎いので、
授業中にEUの話やヨーロッパの国際問題などの話になると、まるで何もわかりません。
クラスの生徒のほとんどがヨーロッパ出身となると、もう授業になりません。
めちゃくちゃのスペイン語(スペイン語だけでなく、母国語が混ざっている状態)で、
あらゆる国の主張が飛び交い、熱い討論が繰り広げられます。
私は口をぽかーんと開けて、見ていることしかできません。

面白いのは、外国人から見た日本の姿。
挨拶は両手を合わせてする、みんな空手をやっている、中国語も理解できるなど、
かなり勘違いされていることがわかります。
日本人はどうして最新の機器にこだわるの?
どうして新しいものをどんどん開発できるの?
みんなやせているのはなぜ?
日本人で悪い人は居ないよね?
まじめな人ばっかりでしょ?
体毛がないのはなんで?
質問攻めになります。
今、スペインはアジアブームなので、日本語がプリントしてあるTシャツとか、
漢字をタトゥーにするとか、日本人からすると、ちょっと変な感じです。
ある日、ディスコでガンガン踊っている可愛いスペイン人の女の子は、
「朝日新聞」と大きくプリントしてあるキャミソールを着ていました。
スペイン人から見ると、漢字はとても「カワイイ」そうです。

ガウディ建築で有名なグエル公園の近くに、1部に所属する水球チームがあります。
学校の友達といっしょに試合を見てきました。
相手は遠くテネリフェのチーム。
実力は拮抗しており、かなり白熱した試合になりました。
テネリフェのキーパーがかなりのシュートを止め、そのまま勝つと思われました。
しかし、後半になると、そのキーパーに疲れが見え始め、
テネリフェのサポーターであろうオジサンが顔を真っ赤にして怒り狂い、
大声で文句を言いながら、観客席をボコボコ殴り始めました。
途中3点差までついていたにもかかわらず、1点差まで迫られ、
オジサンの怒りはさらに増し、椅子を殴った反動で、
置いてあった1リットルのペットボトルが落ちました。(一瞬冷静に「ごめん」の一言)
タイムを取り、それを有効に使ったホームのチームは、同点まで追いつきます。
ホームチームのサポーター大喜び。
子供たちの声援もさらに大きくなり、残り5秒。
もう同点で終わるだろうなと、客席を立とうとするサポーター。
なんと残り2秒で放ったミドルシュートがテネリフェのゴールに突き刺さりました!!
おぉぉぉぉ!!!!(感動)
目の前に居た熱いオジサン、がっくり。
初めて水球を見た友達も、これには熱くなってました。
そして、サポーターの熱狂的な姿に驚いてました。
試合後、「水球ってどこで習えるの?」という友達の言葉。
おぉ!!(感動その2)
そこまで水球を好きになってくれたのか!!!
こんな嬉しい話はありません。
バルセロナではどんなレベルの人でも、どんな年齢でも水球を習うことができます。
ぜひ、水球を体験してもらいたい。
だって、私たちはバルセロナに居るんですもの。

そうそう、先週サッカーのカタルーニャダービーを見に行ったので、
そのドキドキ観戦記を書こうと思ってたんです。
長くなるので、また今度。
まぁ、のんびりいろんなものを見て、
いろんなことをやって、
いろんな人と出会って、
バルセロナを生きましょう

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!

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