ブダペストでお会いした鈴木大地さんのブログを拝読し、改めて思った。
日本は経済大国なんだなぁ…と。
ニッポン経済大国ですから、お金を出せばなんでも手に入る時代ですよ。
欲しいものは世界中から取り寄せちゃう(あるいは、買いに行っちゃう)し、
お金さえ出せば、誰だって留学できちゃうし、
お勉強だって、塾にお金をかければかけるだけ子供が伸びるとか言うし、
日本が世界に誇る技術だって、研究費に相当なお金をかけてるし、
それでどんどん便利なものができて、余計なものが省かれていく。
それが悪いってわけじゃない。
ただ、
便利になればなるほど、
何でも手に入れば入るほど、
何かを見失っているような気がする。
ハンガリーは、海に面していない国だし、プールもそんなに多くない。
だけど、競泳も水球も盛んだし、レベルも高い。
少ないプールをなるべく多くの人が使えるように工夫しているから。
極寒のハンガリーには、温泉を利用したプールがあり、1年中利用できる。
腰痛のおじいちゃんも、足の悪いおばあちゃんも、
ダイエット中のお姉さんも、バリバリ競泳派のお兄さんも、
ハンガリー代表に憧れてる水球大好きな子供も、
みんなが一定の料金を支払って利用できるようになっている。
リーグ戦や大会も行われる。観客はもちろん入場料を払って見に来る。
プールを維持するのは大変なんだろうということは想像に難くない。
でも、せっかく作ったものを有効利用しないのは、どうしてももったいない気がする。
お金があるから作りました。
儲からないのでやめました。
それでいいのかな?
ま、そんな簡単ではないんだろうなぁってことは分かるけども・・・
コメント
こういうこと言ってると、すぐ洋行帰りの西洋カブレなーんて言われちゃうんですけどねー。。。まぁ仕方ないですわ。
子供たちが水球ボールを夢中に追いかけて、にいあやさんが、その水球を追いかけてハンガリーまで。なんでだろ?もしかしたら、そこに絶対の理由なんてないのかもしれません・・。でも、芸術家たちが自分の作品を模索してたときもそうだったのかも。準備された答えのない問題に愚直に向き合って一生懸命もがき、世界の断片を創造していた、そんな気もしてきます。そんな素敵な大人たちが1人でも多くいて子供たちを見守ってくれたら、と想像すると励まされます。現状は確かに厳しいですが悲観はしてませんよー、にーあやさん!!
資本主義が先行してるからなんかなぁ? 便利さの陰で失っているもの、ほんまに多いね。 みんなきちきちしてるしね。 きちきちしてないとあかんみたいになってるしね。 スポーツも芸術も、でっかいスポンサーがついて興行収入あがらないと栄えないなんて、いったい何なんやろね。