初めて観た 清里フィールドバレエ「白鳥の湖」

清里フィールドバレエ「白鳥の湖」 バレエ鑑賞ガイド
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今年の夏は、どこへも行かないかな~と思っていたけれど、
新国立劇場バレエ団の小野絢子ちゃんが「白鳥の湖」を踊ると聞いたので、
前から気になっていた清里フィールドバレエを観に行くことにした!

そうだ、清里へ行こう!

先月、新国立劇場バレエ団の「白鳥の湖」を観て大感動し、
もう一回観たかったな~と思っていたので、
すぐに「清里へ行こう!」と決めた。
でも、「どうやっていくの?清里ってどこ?」っていうくらい、何も知らなかった。

東京から、車で2時間半。
途中、大雨に降られたけど、清里は晴れ!
とっても爽やかな風が涼しい!
しかも今晩はブルームーン!

屋外の舞台でバレエをやっているというのは、以前から知っていたけど、
どんな感じなのか、まったく想像できず、天候も心配で、ちょっとドキドキしながら会場へ。
あちこちに看板があって、清里の夏の一大イベントなんだということがよく分かった。

観客席の入口の美しい看板
萌木の村の入口の看板

気軽に観られる・触れられるバレエ

会場である萌木の村に近づいていくと、「白鳥・・・」の曲が聞こえてくる~♪
リハーサルしてる!!!
めっちゃ見える!!!

リハーサルは公開されている!!
下手側の上から見た舞台と観客席

会場は、ゆる~いのんび~りした感じで、
リハーサルを観てても、何も言われない。
なんかいいな、この雰囲気。
かしこまった感じがなくて、誰もが自由にバレエを楽しめる。
通りすがりのお散歩中のワンちゃんも、リハーサルを見てる。ふふっ。
普段の生活のすぐ近くで、気軽に芸術に触れられるのが本当に素敵。

バルセロナにいた頃を思い出す。
毎月無料Dayに美術館へ行くと、
幼稚園生や小学生たちが、絵を見た感想や考えを語り合ったり、
そこで出会った人と絵画についてのおしゃべりを楽しんでた。
”美術館では静かにしなければならない”という日本の常識を覆された瞬間だった。
こんなに身近に、ピカソがいる、ガウディがいる、ダリもいる生活。
これが本当の芸術文化なんだなーと感じた。

フェス気分を味わいながらバレエ鑑賞

リハーサルをこのまま見ていたい気持ちをグッとこらえて、腹ごしらえへ。
萌木の村の中のレストラン「ROCK」のベーコンカレーが美味しいらしいので、
地ビールと一緒にいただく。
乾杯!!!

偶然にもテラス席に案内され、もう気分はすっかり避暑地の夏休み!
こりゃ~いいね!
バレエを観るだけじゃなくて、
お料理とか、お酒とか、お買い物とか・・・
ディズニーランドじゃないけど、
遊びに行くついでにバレエを観るような雰囲気で、
格式ばった感じがなくてとっても気軽でいい感じ。
なんというか、フェス気分で観られる清里フィールドバレエかな。

ブルームーンに照らされた森の中のバレエ

20時開演なので、真っ暗になってから、
森の中でのバレエが始まります・・・
だんだん気温が下がってきて、肌寒くなってきた。(ダウンジャケット必須!)

ブルームーンと満天の星空の下で幻想的な「白鳥の湖」

公演中は、もちろん撮影は禁止ですよ。
上の写真は、終演後に撮影用ポーズをしてくれたところ。
こういうちょっとした配慮がファンにとっては嬉しい。
こんなに美しい清里の舞台、絶対写真に撮っておきたいもの!

コール・ド・バレエは細部にわたって、きちんと踊り込み、列がきっちり揃ってて、指先まで意識した丁寧なバレエを観ることができ、本当に素晴らしい舞台だと思った。
ブルームーンの元で幻想的な2幕の湖のシーンとか、
舞踏会の始まりに、花火がドカーーン!!と上がったりとか、
バックライトに照らされて、正面の奥から黒鳥登場とか、
4幕の白鳥たちのゾクッとするような一体感とか、
とにかく劇場では味わえない壮スケール感と驚きの演出と一体感の感動の連続だった。
これは実際に清里で観ないと分からないと思う。
とにかく、すごーーーく面白かった!

会場にあった顔ハメパネル
終演後の興奮をポーズで表現

子供から大人まで楽しませてくれる清里フィールドバレエ

会場内では、ビールや軽食、アイスを販売していて休憩中に食べることができる。
それに、バレエグッズなどの露店もあって、とにかく楽しい。
初めてバレエを観る方も、存分に楽しめる工夫が満載。
メリーゴーランドもあって、子どもたちも飽きない。
終演後は、なんとその日に出演した主役級のダンサーたちのサイン会もあって、
バレエファンにはたまらない。

劇場での観るバレエ公演は、
バレエ関係者やバレエファン、バレエを習っている子たちが来ていて、
ドレスコードがあるような、事前の知識や教養がないとついていけないような、プログラムを買わないといけないような、なんとなく見えない壁がたくさん存在していて、敷居が高い感じがする。
でも、この清里フィールドバレエは、本当に気さくな雰囲気。
床にシートを敷いて観る人もいるし、
椅子に座布団を敷いて観る人もいるし、
ビール片手に飲みながら観たり、
子供が途中で泣き出してもすぐに外へ走って行けるし、
ダウンジャケットを着こんで観たり、
堅苦しい感じが全くない。
こういう身近なバレエがあってもいいと思う。

さらに、地域全体で盛り上げたいと、現地の皆さんが努力されていて、
お店でもペンションでも、フィールドバレエのことを熱く語り、
心からお勧めして下さる方ばかりで、真心を感じる舞台でした。

「踊りはすべての人のもの」

昔、目白三人の会で日本舞踊の花柳千代先生と、現代舞踊の不二三枝子先生と、バレエの小林紀子先生が始めた踊りを広める活動で言っていた言葉。

最後に美しい小野絢子ちゃんのサイン会の様子。
寒いのに、肩を出して、一人ひとり笑顔で対応してる!
こういうところが絢子ちゃんの粋なところ。
大好きなところ。
今日も本当に美しく、素晴らしいバレエをありがとうございました。
ちょこっと「観に来たよ~」って声かけてから、行列には並ばずペンションへ。
とっても幸せな時間を過ごすことができた~。

清里フィールドバレエは、
バレエを知らない方に特にオススメします!!

コメント

  1. にぃ散歩 より:

    清里フィールドバレエのトークショー

    毎年夏の恒例イベントになっている
    清里フィールドバレエ
    森の中の野外ステージで観る幻想的なバレエです!
    私は、小野絢子さんが主演するようになってから観たのですが、
    すばらしいバレエを観ることができて、心から感動しました。

  2. ヨコ より:

    SECRET: 0
    観た日が、私は8月2日でした。金曜は星空のままでしたでしょうか?
    2日は雷が鳴っている中、雨による中断有りながら…いろいろと楽しめて、来年以降を観る上では学ぶことが出来たフィールドバレエでした。
    やっぱり好きな方は、行動パターンが一緒なのを実感です(^o^)

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