手術の日(卵巣癌告知から652日目)

卵巣癌闘病日記
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呼吸器外科の病棟は初めて。婦人科とは違う雰囲気で戸惑う。
大部屋でもWi-Fiを24時間使えるようになった!助かる。

今日は手術

術前にアルジネードウォーターを飲んで、アルギニンをチャージ!これで傷の治りが早くなるかな
今日の飲食はこれで終わり。

夜勤のNさんが点滴のルートを取ってくれたが、すごく上手だった。ベテランかな。
手術着のガウンに着替えて、今日の段取りを確認。13時頃から手術予定だったが、15時になってやっと呼ばれた。

手術室へ

手術室のフロアに行くと、手術室がたくさんあって、私は14番の部屋だった。最初に、どういう手術をするか、どんな麻酔をするかを聞かれ、自分で理解しているかどうかを確認された。
今回の私の手術は、ロボット支援下前縦隔摘出術というもので、全身麻酔の硬膜がい麻酔をする。その後、自分で手術台に寝転がる。ふわふわの布団みたいなのが敷いてあって、しかも温めてあって、すごく気持ちよかった。寝転がるだけで眠れそうな感じ。服を脱いでタオルをかけられた状態で、横向きになり、背中に硬膜がい麻酔の管を入れてもらう。麻酔科の先生が入れてくれるんだけど、背中がつんと痛くなって、ゾワゾワするのがなんとなく気持ち悪い。この麻酔自体が私は気持ち悪くなって嘔吐した記憶があり、好きではない。でも仕方ないんだよね。

背中の管をテープで固定したら、仰向けに寝直して、口に酸素吸入器みたいのを当てられる。ラップみたいなピタッと吸い付く感じの肌触りで、吸うと頬にピタッと張り付いて、息を吐くと空気が抜ける構造。最初吸いにくくて、一瞬窒息するかと思って焦った。
いよいよだなと思ったところで、麻酔科の幡生先生がだんだん眠くなるからねーと言って、お願いしまーすと言い終わったところで、意識がなくなった。

手術後の体の重さ

気がついたのは、病棟に戻ってきてから。多分、気管挿管を外す時に一瞬目覚めたと思うんだけど、ほぼ記憶にない。
とにかく体が重たくて重たくて、喉が痛くて声が出しにくかった。先生に声をかけられて、新居さんどうですかー?って聞かれたけど、掠れた声で体が重たいとしか答えられなかった気がする。看護師さんに、何時ですか?って聞いて、6時5分過ぎですよと言われて、あーたった3時間で帰ってきたんだーって思った。手元にスマホがないし、時計もないし、メガネもないから、何も分からない状態。

左の脇腹が少し痛い。穴は3箇所で済みましたと先生が言ってたし、前の手術に比べたら、痛さはさほど気にならなかった。麻酔のせいか体が重たくて動かせない方が辛かった
何時間寝たか分からないけれど、何度か先生や看護師さんに声をかけられたような気がする。その度に目は覚めて、痛さは気にならないけど体が動かないと言った。

全身麻酔の副作用が大変

夜になってからが大変だった。
尿意があってトイレに行きたいと看護師さんに言ったが、ベッドから起き上がることができなかった。硬膜がい麻酔を入れると、気持ちが悪くなり嘔吐して、血圧が下がってしまい、座ることすらできない。立ち上がることは無理だし、病室内のトイレまで歩くなんて無理だから、簡易トイレをベッドの横に置いてもらったが、そこに座ることもできないくらいの気持ち悪さと低血圧だった。

30分くらいかけてやっと簡易トイレに座ったものの、今度は尿が出ない。尿意はすごくあるのに、尿が出ない。看護師さんによると手術あるあるらしい。硬膜がい麻酔を使った直後は、尿が出なくなることが多いそうで、通常は術後に尿道カテーテルを入れるので、自然に尿が排出されるんだけども、今回はカテーテルを入れないで病棟に戻ってきてしまった。

この卵巣癌闘病に関するブログは、私個人が感じたことや体験したことを思うがままに書き、自分の記録として残しているものです。治療の方法や方針・考え方・症状などは、病状や癌の種類・個人の体質によって様々ですので、コピーや転載はご遠慮下さい。

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