気ままにブダペスト生活 #33

ぶらり旅
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Kellemes Karacsonyi Unnepeket!!
Feliz Navidad! Bon Nadal!
Merry Christmas!!

とうとうBudapestでクリスマスを迎えてしまいました。
残念ながらホワイトクリスマスにはなりませんでしたが、お天気の良い一日でした。
それでも日中は5℃、夜は-10℃近くまで下がります。
そして、今日は、夕方4時にはすべての交通がストップします。
すべての店が閉まり、みんなが家でお祝いをすることになります。
スペインでもそうでしたが、クリスマスはキリストの誕生を祝う神聖で重要な日です。
家族がみんな揃って、クリスマスツリーを飾り、お母さんの手料理を一緒に食べます。
私も、ホストマザーのエリジェーベトさんのお手伝いをして、
クリスマスケーキのクリームを塗ったり、豚肉にソーセージを詰めたり、
ハンガリー語を習いながら、ハンガリーのクリスマスを体験させてもらいました。
エリジェーベトさんの孫のベンツェ(2歳)に内緒で、
2m以上もあるクリスマスツリーを居間に飾り、プレゼントをツリーの下に置きます。
テーブルクロスも、紙ナプキンも、赤と緑の美しい色に変え、
音楽ももちろんクリスマスソング。そして、ベンツェをダイニングに呼びます。
2歳の子供にとっては、2mのツリーがどれだけ大きく見えるでしょう?
まるで魔法をかけられたように、ベンツェは言葉を失い、プレゼントに大喜び!!
私がバレエダンサーだった時、毎年「くるみ割り人形」に出演していましたが、
その一場面がまさにこれでした。
大きなツリーの周りに、プレゼントがたくさん並んでいて、子供たちが大喜びして、
はしゃぎまわるのです。クリスマスは、もともと日本にはない習慣ですから、
実際に体験してみると、なんだかドラマを見ているような気分になります。
日本にいると、クリスマスは恋人同士のためのイベントみたいになっていますが、
本来はこのように、家族みんなで温かい時間を過ごすんですね。
そして、夜中の12時になると、キリストの誕生を祝うミサが教会で行われ、
多くの人が集まります。

さて、水球もクリスマス前まで、いろいろとありました。まずは、リーグ戦。
ハンガリーの1部リーグを何試合か観戦しましたが、
1部の中でもレベルの差があるようです。
Budapestで行われる試合を探して、片っ端からプールの場所を調べ、
「水球が観たいのですが、プールはどこですか?」の一言だけ覚えて行きました。
以前から見たいと思っていたチーム、DominoBHSEが家の近くということを知り、
早速行ってきました。ここは、ハンガリー代表選手が5人ほど所属しており、
国内リーグではもちろん、ユーロリーグでも優勝したことのあるチームです。
前回見たVasasと並んで、ハンガリーのトップチームの一つです。
金曜日の試合は、このDomino対YBLと言うチームでしたが、20-3という結果で、
面白くはなかったです。ただ、すぐ目の前にKissやBirosといった代表選手がいる、
ということがファンとしては感激。アテネの感動がよみがえってくるようでした。
この日は、試合のすぐ後に子供の練習があり、見学することができました。
スペインと同じく、子供たちが、ハンガリー代表選手を間近で応援することができ、
さらに、その試合のすぐ後に自分たちの練習ができるという環境は、
とても羨ましいですね。
それと、気になったのは、子供たちでも指先の使い方がとても上手いことでした。
小学生とは思えないような、想像を覆すパスが何度も見られ、
ゴール前のあらゆる角度から、ひょろっとシュートを打つのです。
見ている監督は、ほとんど口を出すことなく、自由にプレーさせ、
時々、アドバイスをする程度です。子供なのに、見ていて飽きませんでした。
開いているスペースを使って、中学生がシュート練習をしていたり、
ほかの小学生がパス練をしていて、伸び伸びと楽しんでいる感じが印象的でした。
翌日の試合は、Domino対Betonut-FTCで、注目の一戦でした。
FTCがそこそこ強いチームだということは聞いていましたし、
この日の入場料が高い事、客席が賑わっていた事もそれを裏付けていました。
結果は8-6でDomino勝利。
やはり、Dominoには、どのチームも敵わないんでしょうかね?
これで、年内のリーグ戦は終了。来年は1月15日から再開です。

さて、今度はハンガリー代表。
22日に、ハンガリー対スロバキアのエキジビションマッチが開催されました。
アテネオリンピック以降、初の代表戦です。
イタリアでプレーしている選手までも間近で見ることができるなんて、
こんな嬉しいことがあるでしょうか!!
入場料は1990Ft(約1000円)で、会場は多くの水球ファンでいっぱいでした。
アテネの映像が2台のスクリーンに映され、「あの感動をもう一度!!」
という呼びかけと共に、選手たちが入場。
スロバキアは嫌だろうなぁと思いながらも、やっぱりハンガリー選手を見てしまう私。
試合はもちろん、ハンガリーが勝ちました。12-6(1-2,6-1,2-1,3-2)で。
偶然にも客席にハンガリー女子のFarago Tamas監督がいらしたので、
思い切って声をかけてみました。
とても優しい方で、私の片言の英語に耳を傾けてくださり、
しかも、年末の代表の練習を見学させてもらえることになりました。
私にとっては、こんなに大きなクリスマスプレゼントはありません!!
Budapestに来て、1ヶ月も経たずに、
このようなチャンスに恵まれるとは思ってもいませんでした。
年末も水球漬けになりそうです。
それと、この試合会場で「水球ロト、始めました」という広告を発見。
なんですと!!水球ロト!?これは熱いです!!早急に調べなくては・・・

来年も良い年が訪れますように。
楽しい水球と出逢うことができますように。
皆様、良いお年を!!

*にーあや* 感想をお待ちしております

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!
2004年のアテネオリンピックをきっかけに、水球が国技のハンガリー・ブダペストに魅せられて移住。日本へ一時帰国するのをやめて、そのお金をブダペスト生活に注ぎ込み、マジャール水球を自由気ままに満喫しています。

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