気ままにバルセロナ生活 #28

ぶらり旅
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無事にバルセロナに帰ってきました。
7月1日に出発してから、実に2ヶ月と1週間。
長いようで短い旅でした。
何ヶ国かで水球を見る機会に恵まれましたが、まだまだ水球の世界は広い!!
にーあやの水球への興味は、尽きませんね。

さて、今回はアテネでのカイトサーフ体験。
これは本当に面白いスポーツです。
簡単に言うと、タコ(スポーツカイト)をあげながら、サーフィンするスポーツですね。
私は今まで横乗り系のスポーツ(サーフィン、スノーボード、スケートボードなど)を
やった事がなく、
ましてや手と足と両方同時に操作しなくてはならないスポーツなんて、
絶対に出来ないと思いますし、
いまさら新しく一から始めようという気にもなりません。
しかし、どういう縁だか、
カイトサーフのインストラクターの家に居候させてもらう事になったので、
せっかくのチャンスですから、チャレンジしてみようと思ったのです。
カイトサーフは、開発されて日が浅く、まだ競技人口も少ないです。
南仏のモンペリエで始ったこのスポーツは、年々人気が高まり、
海沿いのヨーロッパ各国、アメリカ、南米などでも今では盛んになってきています。
スポーツとして認められ始めたのが2000年あたりといいますから、
本当に極々最近の最新スポーツといっていいでしょう。

とにかく見た事もないので、実際に見てみようとスクールをお邪魔してみました。
「ふわぁぁぁ…」
これが初めて見た時に出た言葉でした。
カラフルなカイトを巧みに操りながら、すごいスピードで海の上を走り、
ジャンプしたり、空中で回転したりしているのです。
華麗なスポーツでした。
と、同時に「こんなの私にはできない」と思いました。
しかし、インストラクターのやすさんに教えられ、陸でカイトをあげてみました。
始めは、肩に力が入って、全くカイトを操る事ができず、風に遊ばれていました。
だんだんと慣れてくると面白くなり、
自由自在にカイトを動かせるようになってきました。
布と糸で作ったものが、こんなにも風で高く強く上がるなんて思ってませんでした。
自然の力のすごさを感じました。

オリンピックが終わって一段落した後、再びカイトサーフにチャレンジ。
今度は実際に海に入ってみました。
浮力があるために、陸のようにふんばる事ができません。
ずるずるとカイトに引きずられ、海を泳ぎ回る事になりました。
これだけでも十分楽しい!
引きずられながら、カイトをコントロールすれば、
自分の行きたい場所に行けるのです。
これを何度か繰り返し、次はボードに乗るのに挑戦。
片手でカイトを操りながら、ボードをセッティングするのはかなり難しいです。
始めは、やすさんに手伝ってもらい、準備をして走り出します。
今までと同じようにカイトを操作し、その勢いに任せてボードの上にふっと乗る。
「あ、走ってる…?」
たったの3秒ほどでしたが、カイトサーフにチャレンジして2日目、
もう、海を走っていました。
自由に走り回るというのは、まだまだ先の話ですが、
これで、カイトサーフの面白さに目覚めました。
見た目は、すごく難しそうですが、サーフィンよりもやり易いみたいです。

3日目、今日は少しでも長く走れるようになりたいと思い、
カイトの操作を徹底的に練習したかったのですが、
風の向きが悪く、しかも安定していなかったので、
なかなか思うようにできませんでした。
それでも、最後のチャンスだから、と、
やすさんは私に何度もボードとカイトを準備してくれ、
難しい風の中でも、カイトの仕方を教えてくれました。
結局、イメージしていた通りには、うまくできなかったのですが、
カイトを操りながら、ボードに乗るという練習はできました。

ギリシャよりもバルセロナの方が盛んだというカイトサーフ。
どんなところでやっているのか、ちょっと調べてみようと思います。
日本では、あまり流行っていないようですが、
いまや地中海沿いのヨーロッパ諸国、アメリカでも、人気が高いそうです。
まだ競技人口も少ないので、今から始めたら、
1年後には、日本を代表するカイトサーファーになれるかも!?

アテネからバルセロナに帰ってきて、友達と久し振りに会ったら、
「あー!!アテネで水球見てたヤツが帰ってきたー!!」と言われました。
どうやら私は、オリンピックの水球観戦で、テレビに映っていたようです。
スペインの国旗を振りながら、大騒ぎしていたところを。
普段、水球なんか見ない、と言っていた友達も、見ていてくれていたようで、
本当に嬉しくなりました。
私が水球、水球といつも大騒ぎしていることで、
一人でも二人でも、水球を見てくれる人が増えるなんて、
とても嬉しいことです。
日本でも決勝は、放映されたんですよね?
ご覧になりましたか?
どう思われましたか?

のんびりいろんなものを見て、
いろんなことをやって、
いろんな人と出会って、
バルセロナを生きましょう。

にーあや
感想をお待ちしています!
水球通信連載投稿中!! http://www.swimnews-japan.com/ ※2010年閉鎖

Macky!メールマガジン「Viva Barcelona!」
発行者名:ni-aya
水球に魅せられて早や2年。世界水泳をきっかけに、バルセロナまで来てしまいました。 2年間ここで水球観戦しながら、のんびりスペイン生活を自由気ままに満喫します。スペインが好きな人、水球を知りたい人、バルセロナに興味がある方はぜひぜひご覧あれ!!

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