プラハ小旅行

ぶらり旅
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ブダペストから列車に乗ってプラハへ。
「世界の車窓から」に憧れていた父と一緒に小旅行。
お天気にも恵まれて、爽やかな風に揺られながら、次々と流れる美しい景色を堪能。
私も久し振りの旅行を楽しんだ。

私のプラハ訪問は、2回目。
去年、一人でヨーロッパをバックパッカー旅行をしたときに立ち寄り、
ここから夜行バスに乗ってブダペストへ向かったんだ。
ユースホステルで一緒になったオランダ人と一緒にあちこち歩き回り、
観光客の通らない小道や公園などを見つけて、のんびりと過した。
市場で新鮮なトマトときゅうり、チーズとパンを買い、果樹園で食べた。
本当の贅沢は、これじゃないかな、なんて思ったりしたのを思い出す。

カレル橋

相変わらず観光客が多い。
そして、カレル橋周辺の物価の高さに驚く。
一歩小道を入れば、10分の1の値段で飲めるチェコビールをアメリカ人やドイツ人たちが飲んでいる。
どこを旅行しても、「観光客」という人種が、観光地の特別な場所に居る。
旅の価値観なんて、人それぞれだから、そういう人たちがそれで満足すればいいんだけど、
大して遺産を見たりもせずに、ただビールを飲んで騒ぐだけなら、
ここじゃなくてもいいじゃん、と思ってしまう。
あと、前から気になってたことがある。
日本のツアーに参加してるオバサマ方って、必ず帽子とサングラスと白い手袋してるんだけど、
なんで白い手袋?

この小旅行のメインは、なんと言ってもニセ警察
ガイドブックに書いてあるマニュアル通り、
イタリア人に写真を撮って欲しいと言われてカメラを持たされ、
「こっちの景色が良い」って言われて、少しついて行くと、
後ろから私服警官が二人近づいてきて、「警察だ!」とニセの証明書を見せてくる。
財布を見せろ、と言われたら、絶対にニセ警官だよ、というわけで、
父に「財布は見せちゃダメ!」と日本語で言ったら、ニセ警官に「英語以外喋るな!!」と言われた。
そんなコト言う警察官なんかいないだろー。

で、ここまで分かってて、それでも、言いなりにならざるを得ないのは、
(暴力を振るわれて、怪我したら困る)と思うからで、
金で済むなら、その方が良い場合もある。
「なんで財布やクレジットカード、携帯を見せる必要があるんだ?」と抗議し、
時間を稼ぎながら、どうやってこの場を逃げるかを必死に考える。
人通りは少ないし、喋ってるうちに、すっかり暗くなってしまった。
う~ん・・・困った。

犯罪に遭う度に、護身術とか空手とか合気道とか、なんかやっておけば良かった、と思う。
「クレジットカードの暗証番号をこの携帯に押せ」とか、有り得ないこと言ってきたから、
私は「この携帯で警察に電話をする」と騒ぎ、
私と話が出来ないように離されていた父も、「もういいだろ!」とキレて、
二人で逃げ始めたら、諦めて追って来なかった。

被害なし。

何が悔しいって、美しいプラハの夕暮れを見れなかったこと。
これは、大きな被害だ!

でもさ、バルセロナに居た時から、大金は持ち歩かないとか、お金は分けて持つとか、
そういうことを当たり前のようにやってきたから良かった。
ブダペストって、すごーく安全なところだから、少し犯罪に対する危機感が薄れてた。

寝台列車

快適な寝台列車で爆睡しながら、ブダペストに帰ってきて、すごくホッとした。
列車の微妙な揺れが、α波を発生して、非常によく眠れる!!
これはオススメです。

プラハの町並み

コメント

  1. Big-mountain,Inami より:

    そうか、日本に帰ってからチェコはどうだったのかとなーと。気になっていたのですが・・・。 しかし、Aさんは貴重な?経験をする人ですね。 やっぱり、格闘技を習った方がいいのではないでしょうか。ブタペストで柔道を教えているハンガリー人を紹介しましょうか。 ところで、お父さんはチェコの旅を楽しんでくれたのかな?

    • Ketto Ketto より:

      柔道はちょっと・・・。父は、ブダペストの方が安全でいい!!と言って帰りました。(笑)どちらも同じくらい美しい街なんですけどね。観光客が増えれば、泥棒も増える、近いうちにブダペストもだんだんこういう犯罪が増えるんじゃないですかね。残念ですけど、日本人観光客がものすごい勢いで増えてますから。

  2. Ketto Ketto より:

    一つ嫌な事があると、素晴らしい旅も台無しになっちゃいますよ。だから、安全にだけは気をつけてないとダメですね。バルセロナでも、けっこうやられましたから、慣れてるって言われれば慣れてますけど、あんまり慣れたくないですね。保険の手続きなんか、まったく慌てないで出来ます。(特技?)

  3. mii*u_f*tim* より:

    パリにいた頃、よくきいたー、にせ警察の話。御丁寧ににせの警察手帳なんかをちらっと見せるところまで一緒。でも、不幸中の幸い、にーあや父子が無事で本当によかった。パリの本物の警察って、ナンパしてきたりして、全然怖くないんだよね、逆に。バルセロナはかなり危ないと、バルセロナ人複数から聞いた事があるよ。

  4. canadianwoods77 より:

    本とかでは見たことあったけどやっぱ本当にいるねんね、ニセ警察。 ずーと日本語で「わかりません、わかりません」を連発したらやっぱりキレられるんかなぁ・・・。 護身術とか空手とかなまじっか反抗すると余計危ないって言うのも聞くし、ほんとにこういうのってイヤ。 せっかくの旅テンションが一気に下がるもんなぁ・・・。 まぁ何事もなくてよかったよかった。

  5. SAY より:

    にせ警察ですか。わかりました。気を付けなければね。日本から結構プラハには、僕の仕事関係では多いのです。まず安いからが大きな理由ですけど。15年暗い前ですけど、NYでボトルはスラーというものが出始めたときは、全然そういう輩がいるのを知らなくて、まんまとやられてしまいました。なんでも日本人って狙われやすいですね。

  6. AYAnap より:

    プラハはバスでちょろっと通っただけだけど、ハンガリーと似ているところもあって、特に新鮮な感じはしなかったんだよね。けど、チェコビールを飲みに行きたいな~。 っていうかニセ警察?!居るんだね~やっぱり。 ココにも居るって聞いたけど幸いまだ被害にはあってないんだよね。 でも一度身分証明書見せろって言われたけど、アレは本物だった。危機感って大切だね・・・。気をつけます。

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