鳥取発 ―激安芝生化のチャレンジ―

スポーツ
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NPO法人グリーンスポーツ鳥取

芝生化についてグリーンスポーツ鳥取に話を聞いてきました。
以前にも紹介しましたが、
校庭や公園の芝生化を推進し、その維持・管理もしているNPOです。

芝生化とはどういうことか?
2008年がスタートして、早や半月。 今年は、去年にも増してイロイロありそうで、 相変わらず3ヶ月先も読めないほどバタバタしてます。 仕事のこと、スポーツビジネスのこと、大学院のこと、恋愛のこと、水球、レポート、ビジネスプラン・・・ はぁぁ...

理事長は、ニュージーランド人のニール・スミスさん。
芝生の原点である、母国の牧草地の考え方をもとに、
もっと安価で、簡単にできる芝生化の普及に努めていらっしゃいます。

NPO法人グリーンスポーツ鳥取

鳥取方式の特徴

私たちが、いわゆる「芝生化」という言葉からイメージするのは、

  • 競技場用の青々とした芝生
  • 工事費が高い
  • 維持・管理が難しい
  • 立ち入り禁止

ですよね?

ところが、ニールさんたちが行っている芝生化は、

  • 転んでも痛くない緑の広場
  • 基盤工事をしない
  • 維持・管理が比較的簡単
  • まったく立ち入り禁止をしない

方法なのです!!

鳥取方式のグラウンド

①県所有の空き地だったところ。 草を刈り、少し芝と肥料を植えて、住民に開放しているグリーンフィールド。

② 河川敷の空き地だったところ(県所有)。 県は年に2回の草刈り(年間\30/㎡)をしていただけだが、NPOが毎月草刈り(年間\15/㎡)をしただけで、 緑の広場に変身した。芝も肥料も水もやっていない。自然に生える草だけ。

③ 石だらけの河川敷の様子。これが鳥取方式でグラウンドに生まれ変わる。

④ ③の場所をローラーで平らにし、川の堆肥を敷いて芝を植えたら、約3ヶ月でグリーンフィールドに変身した。肥料と芝を撒いている。河川敷なので年1~2回は水に漬かるが、問題なし。植物の生命力はスゴイ。

予算がなくてもグリーンフィールドはできる

日本人的には信じられないですが、
ニールさんの話を聞けば、納得できます。
鳥取大学農学部、造園会社と連携し、確実に芝生を増やしています。

温暖化防止策としても注目され始め、最近になってやっと行政の方々も、視察に訪れるようになったそうです。

今まで、芝生化を諦めていた皆さん!

ぜひ、一度、ニールさんのところへ行って話を聞いてみてください。
莫大な予算なんて、必要ありません。
自分の目で見て、耳で聞いて、確かめて見てください。
そして、ぜひ、芝生化の輪を広げてゆきましょう。

コメント

  1. よっすぃ@うさぎ監督 より:

    某スポーツクラブが小学校の芝生化でその話をしたことがありました。やっぱり、管理が大変ってことでそのまま流れてしまったのですが、実現した場合にソコにガラス片や金属片を捨てる悪い大人がいるってことが予想できることが日本の問題なのかもしれないです。

    • Ketto Ketto より:

      そうですね。ゴミなどを捨てる人がいるのは残念なことです。
      ニールさんは、小さな公園の芝生化にも成功していますが、最初に芝生を植えたり、2週間に1回の芝刈りなどを、住民の方や子どもたちにも手伝ってもらうようにしています。すると、住民は、「自分で作り上げた芝生」という意識が生まれ、公園に放置されるゴミが減ったそうです。また、遊具がなくても、芝生の公園で遊ぶ子どもたちが増えた、という話もありました。
      なぜ、モラルが崩壊してしまうのか、という問題もありますが、自分で作ったものを自分で壊す人はいないと思いますので、まちづくりにも住民が主体となって行うことが良いのではないでしょうか?

    • ニール スミス より:

      自分で協力して作った効果は確かにありますが、その他にはきれいに維持管理をしているとたとえ1回限りの訪問者でもゴミを捨てることはなかなかしづらいです。

      まずは利用者を信じることから始まると思います。

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