日本のスポーツはどこへゆく?

スポーツ
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オリンピックが2ヶ月後に迫ってきて、
いろんなスポーツを見たり、聞いたり、話題にしたりする機会が多くなってきた。
バレーボールが、見事に男女ともに出場権を獲得したのは記憶に新しいけど、
チームスポーツは、オリンピックに出場することだけでも、
けっこう大変なんだってことも、だんだん知られてきたように感じる。

もちろん個人競技だって、決勝に残る人はごくわずかで、
たとえば日本の競泳選手陣が、決勝レースに残って泳げることは、
本当にスゴイことなんだ。

スポーツの世界の中心にいる選手たちの活躍を見て、
私たちは、喜んだり、悲しんだり、感動をもらったりしている。

けれども・・・

中心にいるように見える選手たちも、
試合や遠征、トレーニング環境は、すべて「日本○○連盟(協会)」に委ねられている。

6月6日(金) 朝日新聞より

6月6日の朝日新聞の記事を読み、日本のスポーツ界の問題というか、
スポーツ界を動かしている方々の意識や考え方への疑問が湧いてきてしまった。

いや、以前から感じていることでもある。

日本バスケットボール協会の内紛騒動とJOCの措置への対応、
日本水泳連盟のスピード社水着に対する対応や記者会見でのコメント、
記事にある、日本ハンドボール協会の今後の課題などを見ても、

何かしっくりこない。

今までも、いろいろな協会や連盟の方々と話をするたびに感じていたが、
私の活動範囲が、比較的マイナーな競技に偏っているせいでもなさそうな気がする。

よく、「テレビに出ればメジャーになるのに」とおっしゃる方がいる。
しかし一方で、報道されれば、「あいつは出過ぎだ。態度が良くない」とおっしゃる。

結局、

  • どうしたいの?
  • どういうビジョンを描いているの?
  • 10年後の目標は?

と問うたところで、回答は無いことの方が多い。

スポーツの世界は、年々レベルが上がっていく。
特にオリンピックスポーツは、世界中で磨き上げられた至宝の選手たちが集まってくる。
その中にあって、「センターポールに日の丸を!」なんてスローガンを掲げているのだから、
連盟や協会が、選手たちの最大の理解者となり、最良のサポートをしなくてどうする、と思わずにいられない。

いくらスポーツにお金と時間がかかるといっても、あくまで主役は選手であって、連盟でも、スポンサーでもない。

本当に選手たちのことを第一に考えているか?

今こそ、強力なリーダーシップとマネジメントが、
連盟・協会に求められている、と思う。
意識改革と構造改革ほど面倒なことはないけどね・・・

コメント

  1. ybb1017 より:

    ここに、スポーツの本質がある気がしますね~

  2. よっすぃ@うさぎ監督 より:

    ニュースポーツの類は「面倒なことは避けたい」人が協会運営を行っているから「広めたい」と願っている人たちの思いは空振りしちゃうんです・・・。

    • Ketto Ketto より:

      メジャースポーツでも、その傾向はあると思いますよ。メジャースポーツの団体は、予算ありきで考えている人が多い分、スポーツ自体の価値を高めようという発想にならないことも多いです。「普及」という段階にある団体と、「普及+強化」という段階にある団体と、「普及+強化+人材育成」という段階にある団体とでは、それぞれ悩みも違うみたいです。

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