翌日、ほくほく線で十日町→まつだいへ移動。
ローカル線って、なんでこんなに楽しいんだろう?
たった一駅だけど、トンネルを抜けると違う世界が広がっている気がする。
トンネルを抜けると松代
「まつだい」からは車の旅。
美しい棚田があちこちにあるこの地域は、
やっぱり豪雪地帯で、まだ1mくらいの雪が残ってた。
天気は快晴、気温も20℃以上あるのに、分厚く積もった雪はなかなか解けない。
山の中で米をつくるために棚田が生まれ、
今でもここで、美味しい米が作られている。
今は、観光スポットとして注目を浴びているけど、
ここで生活をする人たちにとっては、昔も今も変わらない田園風景。
時代とは不思議なものだな・・・。
まつだい駅から、車で15分くらいのところにあるブナ林。
入口に差し掛かると、すぅ~っと冷気が降りてきた。
昭和初期、木炭にするため全て伐採され、裸山になってしまったにもかかわらず、この山のブナの若芽が一斉に生えだしたことで、
樹齢80年くらいのブナが並んだ林ができたんだって。
なんというか・・・自然の力は大きいなぁと思うんだけども、
人間の欲深さというか、自然破壊力の凄まじさもまたこの風景の中に潜んでいるわけで・・・。
複雑な気持ちになるなぁ。
秘湯 松之山温泉へ
旅のメインテーマは温泉。
新潟の中でも秘境といわれる松之山の温泉は、まさに秘湯。
群馬の草津、兵庫の有馬に並ぶ日本三大薬湯の一つといわれる松之山温泉は、
700年ほど前、一羽の鷹が舞い降り、傷ついた羽を癒しているのを木こりが見つけたことから発見されたとか。
薬効の高さから、上杉家に伝わる隠し湯だったともいわれているらしい。
ひなの宿「千歳」 日帰り入浴は15時まで。夜に入りたい人は、千歳に宿泊すべし!
よくある火山型の温泉ではなく、ジオプレッシャー型という温泉。
大昔に海底の地殻変動が起こって、海水を多く含んだ地層が3,000mの深さのところに溜まって、
マグマに温められた熱水として封じ込められており、
断裂した地形のところを一気に上がってきているということ。
最近の地質調査では、800万年~1200万年前の化石海水ではないか、といわれているらしい。
なんだか難しいような気もするけど、とにかく悠久のロマンを感じさせる湯なのです!
トロッとした海水の温泉で、お肌つるつる★★★
ぜひおためしあれ~
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