地域農業政策論という授業の実習で、新潟へ行ってきました。
都会育ちで、高層ビルのジャングルしか知らない私は、
日本の食を支える農家のこ現状をもっと知る必要がある、と思っていました。
農業を営む人が集まって、有限会社やLLPを立ち上げ、
米や餅をつくっておられる方々の話を伺い、
美しい田園風景からは想像できないような複雑な事情があることを知りました。
- 農地制度の複雑なシステムと膨大な書類
- 後継者問題
- 守られているが故に、自由に商売できない歯がゆさ
- 地域での立場や付き合い
- 大型機器への投資に対するリスクの大きさ
などなど。
「田んぼでも買って、自給自足しながら、のんびり田舎暮らしをしたい」と思っても、
簡単にはできないようなシステムになっているとは、知りもしませんでした。
減反政策で、田んぼとして使わなくなった農地を、自給率を上げる為に再び戻せ、と言われても、
木や草が生えてしまった場所を田んぼに戻すのは、手間も時間もかかる。
機械を入れたくても、購入するのは簡単じゃない。
借入をするとしても、投資した分を回収できるのは、早くても3年後。
その頃には、世の中の事情が変わって、また減反政策が出ているかもしれない。
それに、気候不順や天災のリスクだってある。
若い人たちが、農業から離れていってしまう気持ちも、分かるような気がする・・・。
農業ビジネスって、本当に難しい。
コメント
農家は大変ですね.でも頑張ってほしいです.
今度はぜひ山形へも来てほしいです.
本当に頑張って欲しいですよね。第一次産業がしっかり稼げないと、いずれ国が衰退していく気がする。。。山形、行ったことないから行ってみたい!