退院して自宅で打合せする日（卵巣癌告知から1004日目）

退院の日。朝から息苦しさがMAX。不安と緊張のせいなのか、呼吸が早い。本当に帰れるのか心配。

親戚に会う

9時半少し前にいとこのYちゃんが迎えにきてくれた。Yちゃんとは、今会わないともう会えないと思った。週末で、こっちに帰っている時でよかった。荷物も持ってくれて、車も大きくて、安心感抜群！快適な移動だった。
道が空いてたから、40分くらいで目白に着いた。銀行に寄ってもらって、通帳記入をしてもらった。帰ったら、親戚がみんなで迎えてくれた。みんなのサポート、本当にありがたい。
Rさんが入れてくれた酸素吸入機の説明をしてもらって、家の酸素に切り替えた。
おばさんとはしっかりハグして、Yちゃんとおじさんとも握手して別れた。

妹と甥っ子は、昨日から泊まっててくれて、私が帰ってくる準備をしておいてくれた。早めに帰れたから、お昼もゆっくり食べる時間があったが、量は食べられず。でも、妹の鶏肉スープと玄米ご飯が食べられて幸せ。美味しかった！
甥っ子は、私の酸素吸入が嫌いらしく、近寄ってこない。彼のこれまでの闘病生活を考えれば、トラウマになっていても仕方ない。ママを私に取られて悔しいのもあるんだろうな。

引き継ぎの打合せ

午後からは、仕事の引き継ぎのアポイントが4件。まずは、日本スポーツ文化創造協議会の引き継ぎ。やることがたくさんあって、こなせるのか不安。

やはり一番のネックは、データの共有。Aちゃんだけが管理するのは重荷かな。メール設定の仕組みやクラウドの仕組みがよく分からないと、何が最新データなのか分からずにデータが重複したりして危険かもしれない。その他のことはだいたい大丈夫かな。

ギリギリまで話したいことはあったけど、やはりおやつタイムになってしまった。何も持ってこないで、と言っても持ってくるのがオバチャンたちの習性。。これもまた大事な時間。
美味しいものをたくさん持ってきてくれて、本当にありがとう。

税理士さんたちと打合せ

次に、税理士さんと会社の引き継ぎと解散について。通帳や印鑑、登記関係の書類もあるので、けっこう大変。妹にも聞いていてもらった。

税理士さん立ち合いの下で、日本ホッケー協会の事務局長と契約の話。本来なら4月の時点で交わしておくべきものだったけど、私の病気とパリ五輪もあって、直接お会いする時間がなく、今日になってしまった。会社との契約にしてもらうことになった。
パリ五輪のお土産をいただいた。かわいいキーホルダーとハチミツとAmazonのギフトカード。それに水球も観戦してくださったということで、土産話がとても楽しかった。
ホッケー普及には、もっともっと貢献したかったのに、こんなに早く離脱することになってしまって悔しさしかない。

税理士さんに残ってもらって、家の相続の話。私の死後事務と、妹への相続税の申告をお願いした。リフォーム工事の発注は、私が生きているうちにするべきだということが分かった。

小野さんから連絡があり、Tさんが来ているから会いたいと。それで急遽来てもらった。TさんとMさん。相変わらずおしゃべり炸裂のお二人。小野さんからは、梨を３つも頂いた。

流石にやや疲れてきた。

目白小の同級生に会う

夜に、目白小メンバーが来てくれた。柏にもお見舞いに来てくれて、葬儀をお願いした。Nさんには、今日しか会えないと思ったから、かなり疲れてるけど来てもらった。
外科医のNさんには、かなり前からいろいろ相談に乗ってもらってて、本当にありがたかった。私が旅立つことへの覚悟を決めるきっかけをくれた人。つらいことも、ちゃんと真正面から言ってくれて、その時は私もきつかったけど、今は心から感謝している。「神様からのギフトの時間」という言葉をくれたから、私は終活をすることができた。ありがとう。

妹と甥っ子に感謝

夜20時半ごろ、全てが終わった。妹にも甥っ子にも、迷惑かけまくって申し訳なかった。でも、おかげで悔いのない時間を過ごすことができた。本当にありがとう！！

夕飯は、妹のカレーを食べて、シャワーはやめて寝た。